今回は初めてのレビューを行います。
SRCはゲームです。
基本的にSRCはシナリオと言われてますが、ゲームであることに変わりはありません。
なので、シナリオだけを評価するつもりはないです。
単純に分けても、
・シナリオ
・グラフィック
サウンド
・演出
・ゲームバランス
・オリジナリティ
の6つには分かれます。
ですので、これをそれぞれ評価していこうかなと思います。
それがゲームとして正しいレビューだと思いますので。

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『スーパーロボット大戦 リーンカーネーション』
フロア大戦で共に作品が参戦しつつ、結構ネットで長い付き合いになるため、第1回として取り上げます。
初レビューです。
そして、かなり厳しいです。
勿論ネタバレですので、ご注意ください。


・ストーリー
普通の学校生活を送っていた主人公雷都、のどかな日常に突如争いの火の粉が降りかかる。
逃げる中で、偶然ロボットと少女を発見。なりゆきでロボットに乗り込むことになった雷都はそのまま戦場へと足を踏み入れるのだった。


まぁ、始めはお約束ですね。
一般人をロボットに乗せるには、こういうやり方しかないだろうし。
気にしちゃいけません。


その後、世界中で争いは激しさを増す。
新たな兵器が次々と姿を現し、そして合流していく…と。


形式的にはスパロボ的、王道的ですね。
参戦作品がかなりマニアックでシルエットフォーミュラとかGジェネ等をプレイしていないとわからないような作品も中には。
他のSRC作品とはあまりかぶらないので良いと思いますが、下手をするとよくわからない作品だらけで滑ってしまう可能性もあるという危険も…。
ですが、版権ネタは非常に評判良いので、成功しているようですね。


プロローグからで現在9話。
まだまだ物語序盤な展開のようです。
話も他の仲間と合流開始という仲間集めの段階ですし。
それでも、味方人数はかなり多く、会話パートでもやりとりがあったりなかったりなキャラも多いようです。
この辺もスパロボ的といえばそうですが、ウケがいい版権勢にもう少しやりとり増やしてあげてもいいんじゃないかと思ったりします。
主人公とかは馬鹿な漫才やってたりするぐらいだし。



・グラフィック
自作の物、イチヤさんに描いてもらった物、レンタル物…。
色々混在してますね。


プレイしてて思うのが、ユニットデザインを想像しにくいことかな?
パイロットアイコンはまぁ特に問題なさそうですけど。


現段階だとほとんどがビーム攻撃をメインとするリアル系な気がしますが、ユニットアイコンだけだといまいち違いも感じ取りにくいです。
戦闘アニメもどれも同様にビーム撃つだけのアニメーションだと思うし。
参戦作品の特性を引き出すのにも、なんか面白いアクションを取り入れるのも良いかと思います。



サウンド
これがプレイしていて一番気になりました。
曲のほとんどが出だし数秒は流れないタイプのですよね?
そのせいで、場面切り替えなんかでイベントが始まっても曲が流れ始めるのが遅くてなにかとずれが生じてた気がします。
戦闘パートでも、フェイズごとに曲変わりますが、その度に空白の時間が急に訪れてましたし。
リベスなんかは武器選択をする時に曲が変わったりしますが、あれマイナスでしかない気がします。
曲流すので、一瞬止まっちゃうし。
リベスのは長々と曲が流してサビまでいけばかっこいい曲ですけど、出だしはそんなに格好良くないし、サビ行く前にフェイズ終了するのが普通だと思うんでただテンポが悪く、格好悪いだけだと思います。
イベントとかで流すのに向いてるタイプかと。



・演出
オーソドックスな作りです。SRCとしては。
ようは普通にいまいちですね。
演出というのはイベント上でここって時にかっこよくする…とかではありません。
全編でかっこよく飾ることです。
むしろイベント時だけ魅せるより、普段から魅せたほうがいいです。
インクルード等を駆使して、華を生み出す大事な部分ですね。


フロア大戦やてんぷてぇしょん!を作ってる私は当然、見栄えというのに気を使います。
会話ウインドウに関しては使わないと味気ないけど、作りやすくプレイヤーに負担がかからず楽。
使うと少し重いかもだけど、華やかでゲームとしての味が出てくる…といった所でしょうか。
リンカネには会話インクルードは使われていませんが。
是非使って欲しいものです。


リンカネで使われてる演出というとフェイズ表示かな。
これはまぁ、いまいちというか…邪魔です。
表示で時間食うし、表示されてるフェイズ絵も味気ないし、フェイズチェンジとBGMチェンジが相まってないし。
フェイズ表示を切れるようにもしてあるけど、切られるかも…と思うぐらいならもっといい具合に仕上げた方がいいのでは?と思います。


イベント時の演出については、イベント開始時にいきなりHideで画面が消えたりするのが問題ですね。
特に戦闘パートで敵ターンが終わったりした瞬間とか多いです。
画面下ろしをされると間違ってPC画面で奥に置いてある別のウインドウを右クリックしてしまったりするので、プレイヤーに不親切。
私自身勝手に嫌っているコマンドなんですが、あまり不意打ちでHideは使わない方がいいです。



・ゲームバランス
全体的に難しめです。
プロローグ編はユニットが少なく、1対多で根性で切り抜けていく感じですね。
4話がかなり大変でした。
本編開始からは味方ユニットが大幅に増えるのですが、逆にどんどん増えていくので運用方法がよくわからないといった感じです。
これはスパロボでもよくあることなので、仕方ないんですけどね。
強化パーツも改造もここからだ!って時点ですし。


数はそれなりなのに、サポート系がさっぱりの現在。
修理ユニットもいますが、なんか前線出るタイプっぽいので後方サポート的なのが不足してますね。
この先、サポートが充実していくことを祈ります。


敵数もかなり多いです。
それも増援でというより、開始時から多いのでこれでやる気が削がれてしまいそうです。


あとボス連中が当ててくるわ、固いわでかなり強いです。
こっちほとんどSP不足で回避とか困難なのに。
回避し損ねると撃墜必死のバランスなため、何度も落とされました。



・オリジナリティ
まぁ、スパロボを見習った王道的作品です。
話の展開もスパロボ的ですし、オリジナリティを求めるよりかはスパロボらしさを求める方があってるのかもしれませんね。
多分、この作品が好きな人はそういう人だと思うし。


オリジナル要素というと、ユニット隣接による会話&気力アップでしょうか。
毎ステージ数多く用意されていて関心します。
ただ、リアル系がたくさんな現状では気力が必要な必殺技も少なく、いまいち恩恵が見えないという…。
このシステムを生かすために早めにスーパー系を充実してあげたほうがいいかも。


リベスは4話で見え隠れする裏要素次第ですが、今のところ王道的展開ですね。
バァンゴッドはまだよくわかりませんが、ビッグオー的なノリでしょうか?
ビッグオーデモンベインはこのバァンゴッドと絡ませるために用意しているとも考えられますが。
スパロボ系作品だとオリジナルがでしゃばると嫌われますので、オリジナリティを出すのも難しいですが、ホドホドで頑張ってほしいです。

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と、レビュー終了です。
なんかおもいっきり問題点上げちゃってますね。
私はSRCとしてというよりゲームとして見る傾向があるので。
話の流れを見る限り、まだ始まったばかりって感じの展開で、先は長そうですが頑張ってください。
私もてんぷてぇしょん!頑張って作っていかないと…。