kanariya022006-04-30

世間はゴールデンウィークというものに突入したわけですが、このブログも一旦お休みに入ろうと思います。
ネタ考えるのも大変なんで、少しだけお休み。
普通は逆なんですけどね、こういう連休の時こそ更新するみたいな。
ってことで、明日から少しだけおやすみなさいです。


で、今回取り上げるのは強敵について。
ゴーレム姫では様々なセラが登場します。
その大半はリン姫の敵として登場するわけで、その敵というものの大事さを取り上げてみようかと。
ついでに、第3部の新たなセラ、新たな強敵情報も差し込みます。



さて、物語を作るうえで、まず主人公や仲間のことを考えてしまうでしょう。で、その辺が決まってから敵をとなるかと思いますが、敵というのはもっと大事です。
仲間より先に決めるぐらいの勢いで考えるべき存在なのですよ。


ゴーレム姫では敵というのをかなり重要視してます。
主人公リン姫を苦しめる強敵セラ達、敵は強ければ強いほど同時にそれと戦っている主人公も強く見えます。
第1部の最初はリン姫達もレベルの低い戦いをやってるなぁ〜なんて思われてたんじゃないでしょうか?
それでも、エスタ&セイオーンの超級コンビが出てきて、それを潜り抜けた辺りで認識が変わって、次のアズトシェイル戦では結構なレベルでやりあってると…。
2部ラストの今のシルフィ戦とかは本当馬鹿げたレベルで戦ってますけどね。


大抵は主人公は強いものです。
バトル物では主人公は最終的に勝つように出来てます。
これはもはや決定事項といって良いほどに。
ただ、その主人公をどう強く見せるかはその戦う敵次第なのです。


ときおり化け物みたいに強い敵を出しては「こんなの倒せないだろ!!」と思わせておいて倒す。
すると、主人公すごい強い!!と思うわけです。
ただ、そんな表現ばかりでも駄目ですけどね。
逆に主人公の現状の強さを見せるためのノーマルな戦いも入れたりする必要もあります。
第2部ではかぐや戦→キサラ戦と連戦が続きます。
キサラはどう考えてもかぐやより格上で、その時の戦闘開始時のリン姫より強かったです。
「かぐや戦でリン姫が苦戦ということは、キサラには苦戦は必死だろう」なんて具合にキサラが強いことを認識させて、そのキサラを倒す…と、リン姫は成長したんだなと思うわけです。
物事には段階が必要だと。


敵をどう強く見せるかも色々見せ方がありますね。
設定で強くするのもいいですが、現実味のある設定とかも必要だったりもします。
2mのイリアレウス、3mのシルキーメール、9mのウェルヴァニラと小サイズのゴーレムが出てきてこんなもんか…と思ってたら、次は930mのセイオーン。
うお〜!!と驚かずにはいられないと共に、これは強い!!と迷わず思うはずです。
アズトシェイルはフローネリアを消滅させ、ウェルヴァニラを大破させます。
セイオーン戦をも凌いだウェルヴァニラがやられたとあっては、アズトシェイルが弱いとはとても思えないでしょう。
第1部では大きさという要素で強く見せていた面が多かったですね。
第2部だと、ウインザード・セイオーンが強烈だったのではないでしょうか?
20回再生。20回という撃破も不可能でないがいざやると、どう考えても苦しい数字が強敵感を出します。
これで100回再生とかだったら多分、生真面目に100回撃破じゃなく別の手段で倒すんだろうなと思われていたところでしょう。
100回もセイオーン撃破されたらもはや雑魚丸出しだし。


シルフィはもう、凄いところにいってますね。
ドレッドアイを軽く瞬殺する精霊機エストレイア。
もうこれでエストレイアが凄まじく強いのが分かります。
そして、もう1機の精霊機はどう考えてもリン姫より強いエスタが操ることに。
エスタ&精霊機セレナレナという恐ろしいコンビなのに、シルフィはそれを圧倒してしまってます。
挙句の果てに、セレナレナリミッター解除モードの最強技「アクアバーストエンド」まで無効化してしまう始末。
強いなんてもんじゃないですね。
この馬鹿強いシルフィをリン姫とエスタが力を合わせ、倒す…これこそ盛り上がるというものです。


ゴー姫の敵はとにかく強いです。
が、新技を編み出したり、新たな力に目覚めたりと成長することによって敵を乗り越えたりしていきます。
ラスボス戦は仲間と力をあわせたりして、出せる力を出し切って勝つと…。
成長すること、そして仲間と共に戦うこと。
どちらも大事な要素ですし、両方を組み合わせていくのが大事なことです。
そして、それを出来るだけの敵も当然必要です。
敵が弱いと成長のしようもないし、仲間と手を合わせる必要も無いのですから。


ああ、そうそう敵を強く見せるポイントとして、敵に余裕を持たせること…ですね。
「ふふふっ…」
とか、笑みを浮かべるような敵がゴー姫にはたくさん出てきます。
かぐやもエリアもキサラにもやらせてましたw
敬語とかこういう笑みってのは敵に余裕があるってことです。
それは敵の方が優位であったり、ムードやペースを敵が維持してるということであったりで、こちらサイドが不利であるということになります。
結果、敵が強そうに見えたりするんです。
これは特撮ヒーロー物では必ず使われてるらしいですよ。
ので、是非やらせておくと良いです。



さて、第3部でも更なる強敵たちが姿を現します。
どんななのかはちょこっとだけ一昨日のに載ってます。


リミッター解除できないエストレイア VS リミッター解除モードのセレナレナとか、本当敵強しってのが多いですね。
他にも凄いのが一杯出てきますよ。


巫女装束に身を包む女性と、対峙するは雛火かぐや。
???「腕上げはりましたな。やっぱあのお姫様の指導ですか?」
かぐや「ああ、おかげでかなり強くなった」
???「ふふふっ、なら少しはウチの刃も見えるようになったのやも知れまへんね」
かぐや「………」
???「次元刀…」
顔の前に持ってきている小太刀。
その小太刀が青白く光りを放つ。
???「今度は出し惜しみしまへん。本気で行きますよって…よろしゅ〜に」
彼女の背後からガバッとゴーレムが姿を現した…。


ステア「はぁ…はぁ……何よ、この子、一体いくつ武器使うのよ…?」
肩で息をしていると言った感じのステア。
相当苦しそうだ。
目の前にはステアとは対照的に息一つ乱さぬ少年の姿が。
ゴーレムの上からステアを見下す。
???「…俺はレンから生まれたってゼファーラが言っていた」
ステア「はぁ、レン?」
???「そのせいか俺には不思議な特技が備わっていてな…あらゆる武器を使いこなすことが出来るんだってよ」
ステア「それって…、蓮(はす)の花の化身の…ナタ太子?」
???「ああ、よく知ってるな、お前。そんなやつだ」
ステア(ってこの子、それの生まれ変わりっていうの? まったく…、リン姫といい、年下の癖に憎たらしいほど優秀なのがいるもんね)
???「お前、凄いぞ。すっげぇ〜早くて俺には動き全然見えないからな」
ステア「…どうも」
???「だが、そんなのは関係ねぇ。俺はどんな攻撃にも防御にも対処できる。あらゆる武器を使ってな!!」
ステア「もう…、年下なんだから年上を敬うべきでしょうが!!」



敵の方が優勢ですね〜。
新勢力の敵はかなり強いです。
戦闘経験もしっかり積んでいるようですし、大将辺りが戦術指導したのでしょう。
第3部ではゴーレムは対ゴーレム戦用ゴーレムとして生み出されるものが大半です。
つまり、ゴーレムと戦うことを前提にしています。
第2部では世界征服のために、都市殲滅型などの都市を一掃することなどに適したゴーレムが多かったです。
第3部では、敵もゴーレムを使ってくることが分かりきっているので、今までの経験を生かし、ゴーレムを相手にするのに最も適したゴーレムを各自生み出すことになります。
分析能力を持つエリアのように他と組んでこそ真価を発揮する者は組んで戦います。
弱点をカバーしたとかいうレベルじゃなく、もう反則的な能力を持つゴーレムばかりが出てきますよ。
1機で必殺コンボかますようなのがゾロゾロですから。
今までに色々経験もしてきているし、それだけ相手が強いということでもありますけどね。


お楽しみに〜。