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今回は皆のフロア大戦、夢の異世界編後編でも出てきた「魔極の瞳」について解説します。

ワルツ編終盤戦で登場、最近はこのブログで何度も扱ってるのでご存知でしょう。
魔極の瞳は、「魔の流れを見通す瞳」のことです。
別にこれを使ったからといって、運動能力や動体視力があがるわけではありません。

「魔の流れを見通す瞳」というのはその通り、魔法の流れが見えるようになるということ。
魔法というのは一般的に火や水など、普通の物質だったりしますが、魔法として生み出したものには本来目では見えない魔法質みたいなものがあります。
分かりやすく言うと魔法の術式ですね。
そういうのが肉眼で見えるようになるのが魔極の瞳です。
魔法の術式が見えるわけで、この術式を乱すと魔法が成立しなくなり消滅します。
ネオン戦でネオンの魔法が発動しなくなったのもこれの影響です。
ネオンの作る結界術式をelがかき乱し、無効化したと。
セレナレナリミッター解除モードの最強必殺技「アクアバーストエンド」をシルフィは無効化してしまいます。
これも同様で、魔極の瞳で術式を読み取り、かき乱して魔法を無効化したと。
魔法合戦であるゴーレム姫において、魔法を無効化するこの力は正に反則技です。

ただ、魔極の瞳の使い方はそういったところにあるのではありません。
相手の魔法を無効化するには相当な技量が必要です。
動体視力や運動性が上がっている訳では無いので、回避すら困難な攻撃を術式解除するのは相当難しいのです。
ネオンの結界を打ち破れたのは結界がネオンの得意系統でもなく、またゴーレムじゃなくネオン自身の魔法だったからというのが理由ですね。
ゴーレム戦では普通無効化なんて不可能と思ってもらって結構です。
シルフィの場合、シルフィが単にありえないほど強いだけです。

魔極の瞳はその魔の流れを見通す目でどんな魔法さえも捉えることにあります。
シルフィン＝アビス、エスターシャ＝ローネ。
この二人は究極兵器であり、常識離れした魔法を使います。
魔法の威力や速度も当然ですが、セラ達の中でもかけ離れて高度な魔法を使うことが出来ます。
彼等の究極に高度な魔法は魔法術式も凄まじく洗練され、肉眼では見えません。
これは動体視力がどうのではなく、どんなに早いものが見える人でも関係なく見えません。
シルフィが自分の姿を消す魔法を使えば、それが見えるのは魔極の瞳が使える者しか見えないというわけです。分析魔法を得意とするエリアであっても、どうあがいたって見えないです。
魔極の瞳は魔の流れが見えるため、この究極兵器の洗練に洗練された高度な魔法も見えるようになります。
まぁ、シルフィならエスタの魔法すら見えるようですけど。
これはシルフィ自身がエスタより高度な魔法を使えるからでしょうか。

リン姫はこの力に目覚め、究極兵器の戦いに介入できるようになります。
これが無い状態は究極兵器同士の戦いがまるっきり見えず、戦う権利すらなし状態でした。

この魔極の瞳、ワルツ編で使えるのが４人出てきますね。
リン姫、エスタ、シルフィ、そして大魔女ゼファーラです。
メンツから見ても、まさに最強格ばかりですね。
セラの中でも特にすごいセラにしか使えない力というか…。

この力に目覚めた今のリン姫だと、キサラとかぐや二人（ゴーレムじゃなくセラ本人）を同時に相手にしても圧勝してしまいますよ。
なんせ、魔法を全てかき消せるんですから…。