kanariya022006-04-10

さて、今日はお絵描き掲示板の更新作業をしようと思っていたのですが、サーバーがダウンしてしまいました。
有料なのに…。
オエビをアップして今回はその説明をと考えたのですが、無理なので別の話題にします。


なぎこさんのブログにてセラ達の強さの検証がされてます。
拝見させていただきました。
で、どう思われてるか分かったので、丁度良いから解説します。
長いので省略


セラって身体的能力は低めに思われてるんですね。
魔力が凄いだけで…。
それはセラ達に“静”のイメージが付いてるからなんでしょうね。
どんな時も冷静で動さず…って。
ただ、それは大間違いです。
セラ達は皆凄い身体能力を持ってますよ。
彼女達は魔法の力でその肉体、筋力を上昇させてます。
させないと、ヤバイのですから。


ゴーレムはいまさら説明するまでも無いと思いますが、乗り込み型ではありません。
中に乗り込んで戦うスタイルはエストレイアやセレナレナといった精霊機が初です。
中に乗り込まない、要はセラ達は生身で外にいるわけです。
そうすると、戦闘においてどうなると思いますでしょうか?


はい、答えその1。
敵はセラ自身を狙ってきます。
これは戦闘において当たり前ですね、馬鹿正直にゴーレムばかりを狙ったりしません。
わざわざ倒すのが難しいゴーレムより、倒してしまえばおしまいの操者自身を狙うのは当たり前のことです。
炎陣が敷かれ、姿の見えないネーデリアスの四方八方から迫り来る2本の爪攻撃もしっかり対処しなければなりません。
頭上より雨のように降り注ぐ氷の矢にもしっかり対処しなければなりません。
ゴーレムを操るだけでなく、しっかり自分自身の身も守った上で戦わないといけないのです、彼女達は。
物凄い反射神経と状況判断能力が必要なことは言うまでも無いでしょう。


で、答えその2。
ゴーレムに乗り込んでいないため、ゴーレムと共に行動をするのにも高い身体能力が必要です。
例えば、ジグザグに飛び回る戦闘機の上に乗るようなものですね。
戦闘中のゴーレムの動きは不規則で、空を飛んでるものだと物凄い速さで縦横無尽に滑降します。
そのゴーレムの肩に乗ったりするのですから、普通じゃ考えられないことでしょう。
風圧とかは魔法で打ち消してるんでしょうけど、Gはかかります。
勿論、そんな状態で敵を攻撃したりかわしたりするんだから、化け物以外の何様でもありません。


また、ゴーレムの肩などに乗ってない場合。
地上戦だと、ゴーレムから降りて戦うでしょう。
そうなると、ゴーレム周囲の状況を把握するべく、常にゴーレムの近くにいようとしなければなりません。
高速で戦うゴーレム、それは一瞬で何十mも移動してしまうものです。
セラ達はちゃんとその動きについていくわけです。
脚力なども尋常ではありません。
まぁ、魔法で強化してますけどね。


等の理由です。
基本的にゴーレム戦時は魔法で肉体を強化させ、ゴーレムの動きについていきます。
ゴーレムのそばに出来るだけ駆け寄り、ゴーレムを操作し、自分の身も守る。
常に魔法をいくつも発動させているんでしょうが、これだけでも超人というレベルに入るのではないでしょうか?
勿論、これは彼女達にとってはできて当然なのです。
キサラ戦ではネーデリアスの攻撃をかわしながらキサラを救う方法を考えます。
ネオンは不意打ちでエスタ本体を封印している結界を破ろうとするセイオーン・レーンの攻撃を瞬時に防いだりします。
彼女達は自分やゴーレムを守るので精一杯なはずなのにそれ以上の作業をやったりするんです。



さて、今度はセラ達の魔法がどれぐらいのものか解説しますか。
ただ、セラはそれぞれ実力が違います。
同じ強さというのが存在せず、ちゃんと個々に差があるんです。
そのことを覚えておいてください。


セラ達は基本、大抵の魔法は使えます。
異常クラスの魔力を持つ…ということで、使える魔法の種も同様に多いのです。
これは画力が高い人はいろんな絵が描ける的な感じですね。
腕力強い人なら投げたりするものなら大抵強いでしょう。
同様で備えた魔力が高い分、魔法という分野には根本的に強いのです。
大量の魔力を必要とする難しい魔法だって使える才があるわけですし。
また、人より魔法という分野に優れてる分、魔法というものに深く関心を示したりもします。
魔法というものを簡単に使える存在なので、魔法コントロールも優れてるでしょうし、魔法を覚えるのも簡単です。
そういった事情で、セラ達は物凄い数の魔法を使うことが出来ます。
一般人では20種程、大魔法使いとされる者でもせいぜい100種ぐらいでしょうか。
で、セラ達は1000種程。
桁が違います。
ちなみに、リン姫で850種程。
ステアが1200種程です。
ステアは環境上、かなりの魔法を叩き込まれたのと、サイキック系ということで多くの魔法を必要とするからですね。
リン姫が少ないのはまだ14歳と若く、魔法を覚えてる最中だからです。
エスタは3000種も使えたりします。
まぁ、使えるだけで大半の魔法は人生に1,2回使うかどうかなんでしょうけど…。


キサラは炎使いとしての印象しかなさそうですが、水や風の魔法だって当然使えます。
炎だけってのはセラ戦においてのみですね。
ゴー姫では敵は皆セラです。
自分もセラで敵もセラ。ガンダムファイターガンダムファイターのようなもんですね。
敵もまた超上級の者故、中途半端な魔法を使っても意味をなしません。
蹴り技主体のファイターが投げを狙うようなものです。
意表はつけるでしょうが、攻撃が決まる可能性も低く失敗しやすい上、決まったとしても決定打にはならないでしょう。
自分の得意とする魔法系統、セラ達の場合は世界一とも言える魔法種です、それ一本に絞った方がよっぽど上手く戦えます。


で、その世界一とも言える魔法種について。
リン姫は結界系、キサラは火炎系と得意系統が存在します。
これは世界でもトップクラスの魔法使いたちの得意系統ということもあって本当に世界一レベルです。
それぞれA級を上回る、S級。
超高難易度の魔法を所持するばかりか、世界で自分しか使えない魔法を使えるという者も少なくありません。
例えばリン姫も2つほど、世界でリン姫にしか使えない魔法というものを持っています。
“聖域結界”、そして“呪縛結界”です。


聖域結界とは一定範囲内(といってもkm単位です)の魔法使いの魔力を封じるという力。
反則魔法その1です。
これを使ってる限り、戦闘で敵が魔法をぶっ放してくることはありません。
ただ、同等の魔力を持っているセラには効かないという問題があります。


もう一つ、呪縛結界。
煉獄の牙時にも使用される魔法です。
絶対的な呪縛能力を持ち、相手を身動きできなくします。
反則魔法その2です。
これは広範囲型、限定範囲型と操作可能。
限定するとセラ&ゴーレムでさえ、動けなくなってしまいます。
ステアはこの魔法でやられ、シルキーメールを食べられてしまいます。


この聖域結界と呪縛結界を同時に使用することも可能。
リン姫は他国侵略時にこれを使いまくってます。
さて、同時に使うとどうなるかお分かりですね?
何kmもの範囲内の人が身動きひとつできず、魔法も使えません。
そんな中で、リン姫とイリアレウスだけが動けるのです。
もう、一方的じゃないですか。


ネオンは治癒系魔法使いです。
回復魔法を使う者が敵として出てくるケースは珍しいですよね。
普通はひ弱なイメージしかないものですが、ネオンの場合は違います。
セイオーンを20回再生させるなど、回復魔法の恐ろしさを感じさせてくれます。
彼女の秘術は“自己蘇生”です。
なんと、殺されても数分以内なら完全に生き返れるのです。


他、第3部で出てくる大魔女。
ネオン絡みで名を出し、大魔女というだけあって只者ではないとお思いでしょう。
その通りで、かなり凄まじいです。
大魔女ゼファーラ、彼女は50km内のモノを全て捉えることができます。
そして、攻撃することが出来ます。
有効攻撃範囲50km。
勿論、ゴーレム無しで。
彼女のいる位置から50km以内はどこにいても攻撃されるということです。


エスタとシルフィ、この二人は古代ゴーレムがぶつかり合うような戦争を終結させるために作られた究極の兵器です。
ネオン戦、結界より目覚めたエスタはウインザード・セイオーンの首を吹き飛ばすわ、挙句粉々に粉砕したりします。
彼女達の力は正に驚異的で、セラの目にも手品のようにしか見えないほどです。


ただまぁ、拳で戦うようなことはないですね。
天上天下という漫画で、かめはめはのような便利な飛び道具があればこの世に武術など存在せぬって描かれてましたが、そんな感じです。
まぁ、ゴー姫の世界は魔法があるのに剣とか中国拳法とかあるのは魔法が苦手な人用ですね。
拳銃ぶっ放せるのに素手で殴りに行ったりは普通しないでしょう。
リン姫は遊びのつもりだか敵をなぶって楽しむためだかで中国拳法を覚えましたが。(まぁ、短期間でさらっと覚えてしまう天性の才能があったからで、普通はそんなことに時間を費やしません)


密着状態でも魔法使うことは出来るでしょうし、接近戦が苦手なセラはいませんね。
幻術、催眠、罠等、なんでも仕込めちゃうセラには接近することすらほぼ不可能ですけど。


ちなみに、リン姫は姫という身分上、暗殺者などから日々命を狙われます。
幼少時はそうした体験から自身を守るために結界という部類の魔法を編み出したのですが、そうした影響柄彼女に隙はありません。
寝てる間だって常に結界を張ってますし、危険を感知することが出来、すぐに起きることもできます。
油断をするようなキャラでもないし、彼女を倒すには正面からぶつかって勝つしかないですね。


と、こんな感じですね。
ただ、この凄まじい力を持つセラ達ですが、あくまでゴーレム姫本編での話です。
この圧倒的な魔法をフロア大戦の世界で振るったりはしないでしょう。
異世界から来た以上、こっちの世界を征服しようとしたりもしないでしょうし、魔法の使用は最小限に留めるか、誰も気づかないところで使ってると思います。
そんなに魔法を使う必要もないですしね。