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後編では主にキャラクターについて扱っていきましょう。
ゴーレム姫のキャラは個性的といわれてますが、そんなにひねりこんで作ったわけでもありません。
キャラを作る上でポイントは年齢ですかね。

人間、年を取れば色んな知識も入ってきて、世の中のことも良く見えてくると思います。
若いキャラは活発で無茶をし、年いったキャラは落ち着いた感じに…ゴーレム姫はそんな感じにしてるんです。
リン姫とステアがきっかけで物語がスタートするし、２部でもデューレ＆エリアの若者勢がシルフィを目覚めさせたがために事は始まります。
そういった事件的なものを引き起こすのは若い者にやらせてると。
まぁ、本人達はちょっとしたいたずらとか遊び程度でやったことなんですけどね。
こういった感じで大人と子供、年齢的要素は結構大きいものがあります。
キサラのようにリン姫のような子供に道を示すのも大人の役目みたいなもんですしね。

また、能力等も年齢と大きく絡んできますよね。
リン姫のようにまだ幼い内から異常な才能に目覚めたなら傲慢になります。
ならない方がおかしいというか…。
大人キャラなら自覚し、いかなる時でも場をわきまえたりするでしょう。
年齢、能力から性格とかは導き出せたりします。

性格はリアル…というか現実味があるほうが良いですね。
上に挙げたリン姫もそうですが、なるべくしてなったという性格だと想像もしやすいです。
また、どんな人間にも悪しき欲望みたいなのはあります。
そういうのもあった方が人間的でいいですね。
完璧人間よかだらしなさがあったりした方が面白かったりするし、なにより改心イベントなんかも容易できます。
始めから完璧だとどんなに話進めても良い方に成長なんて出来ないし…。
主人公だけじゃなく、他のキャラたちも様々な状況で変わっていくことでしょう。
そうした変化もどんな感じになるか理解しやすいです。

作品内に基準というものを入れる必要もあります。
わかりやすくいえば最強とかですね。
物語中に頂点的な存在を入れておくことをお勧めします。
これは物語の世界の中で主人公がどれぐらいの位置にいるのか…等強さや存在が見えてくるからです。
例えば、最強クラスの者と共闘する…だと主人公もそれだけ高い位置にいるということを表せます。
そうすることで、読む側見る側も全体像をグッと把握しやすくなるのです。

また、強さだけではありません。
例えばリン姫は世界随一の王国のお姫様です。
しかも、かなりの権力者なわけですが、こういった世界の中心的な人や国も世界観を把握させる大きな手ですね。
ゴー姫の世界のあり方はあまり説明していませんが、アレスティアが世界の中心的存在でリン姫がその中心にいる…ということは伺えると思います。
これが考え付き、リン姫の人間性が見えてくるとなんとなく世界が見えてきたりしないでしょうか？
組織の代表等も同様ですね。
こういった存在は早い段階で登場させ、人間性を見せておくといいですね。
どんな組織なのかが窺い知れます。
組織となると敵側が多く、隠しがちになりそうですが、よく分からない敵組織というのは読む側見る側にとっては関心を持ちにくく入り込めない存在でしかないんで、ある程度中が覗けるほうがいいですね。

敵組織を作るうえについて続けて。
敵組織勢となると集団活動なわけです。当然ですが。
どういった方法でメンツを集めたのかは作品それぞれですが、個性の強いキャラは返って組織向きではありません。
暴走ステアのような狂気系キャラは組織を内側から破壊しかねませんからね。
普段はコールドスリープさせたり、牢に入れたりと日常生活で隔離させる方法を取らねばなりません。
個性の強いキャラを入れる場合はそういった日常生活をどうするのかも考えないといけません。
リオ・パレスにまともなキャラが多いのもそうしたところを考えてのことです。
裏切りとか絶対無いような組織構成にしましょう。
（裏切りイベント入れるつもりなら話は別ですけど）

あと敵は出来る限り強いものを用意した方がいいですね。
主人公より弱い敵と戦い、主人公が勝ってもその主人公が強いとはいいがたいです。
逆に弱い敵に苦戦を強いられるとただ弱そうに見えるだけだし。
物凄く強い！！と感じさせる敵を倒してこそ主人公は強く見えます。
ジャンプ作品の手法として言われてますが、敵出現→主人公新技で敵撃破→さらに強い敵出現→主人公新技…
とまぁ続くわけですが、これは基本的に盛り上がりますよｗ
実際にゴーレム姫はまるっきりこれですね。
進化させたり新しい能力に目覚めたりでどんどん強くなっていくわけですが、演出や敵をどう強く見せるかなどでこの繰り返しもさりげなくしたりできます。

最後に仲間について。
物語スタート時から主人公のそばに仲間がいる作品って多いですよね。
主人公と違って特別な能力とか持ってるわけでもなく、普通の人ってパターンが多いですがこのキャラの扱いが結構大変だったりします。
主人公とボスの１対１にしたいのに中途半端にいたりとかね。
どんどん強くなってく主人公に強さ的に離されかねないし。
この手のキャラは元々主人公のそばにいるため、勝手にどっかいくってケースが少ないこと。
キサラやエスタなんかは私生活がリン姫と遠い位置にあるんで用が済んだらリン姫の前から姿を消すんですが（元の生活に帰る）、この手の連中は離れようがありません。
扱いに大変困るんで、しっかりと練った上で登場させてあげてください。
主人公がだらしないから世話役として…とか主人公より階級が上とか、いなければならなかったりいることで主人公に良い環境（戦場）を提供できるような役にするといいかも。

と、こんなとこですね。
キャラには見た目とかも大事な要素ですが、言葉で説明しても仕方ないし、設定以上にキャラセンスがいるんでやめておきます。デザインに関してはひねってひねってひねるしかないですし。
まだ書きたいこともありますが、また今度にします。
特に最終決戦とか、かなり大事だったりするんですが長くなりそうだし。
今回はこの辺で。
ここまで読んでくださってありがとうございました。