kanariya022006-03-20

はい、今回はみんなのフロア大戦第2弾です。


第2弾の内容は肝試し。
え〜、なんとなくこれにしちゃったので深い理由はありません。
書いたのも大分前なんで。
まぁ、それでも夏過ぎてからでしたけどね。
前にも書きましたが、ゴー姫、トライのキャラが強く出てます。
で、トライのキャラが100%間違ってるわけで、その辺注意して読んでください。
ではでは、どうぞ〜


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−狂気の肝試し−


江藤「え〜、今回は肝試しをすることになった」
南田「なんでなんですか?前回以上に意味がわからないんですが…」
江藤「戦場では度胸が大事だ、その度胸を養うためだ!!」
マックス「本当にそれが目的なんですかね?」
シルビア「これ番外編なんだから、そういう話ばっかりなのよ」
ゲイル「そうだ、もう突っ込むところではないぞ」
マックス「りょ、了解っす」
江藤「肝試しは男女ペアで行う。ちなみに今回は前回参加しなかったメンバーも参加すること」
ジャッキー(…カップルだからか)
ヘレナ(男女ペアだからね)
マックス(下心丸みえっす…)
南田「エロ親父だ…」
ひみろ「南田、口に出てるぞ」
南田「ハッ!!」
江藤「お前後で待ってろよ」
南田が江藤にお仕置きされる話は置いておくとしよう。
一同は肝試しの準備に入る。


一部のメンツで肝試しのカップルを決めている頃。
仲の良い面々でこの先の予想を始めていた。
リン姫「だから何で妾を数に入れるのじゃ」
ラビ「だって、主人公キャラなんだから当然じゃん」
バニ「気の強いお姫様って設定も美味しいし」
リン姫「妾に怖いものなどないぞ」
ひみろ「それはそうだろうな」
りゅい「ひみろも怖いもの無いよな?」
ひみろ「ああ」
ラビ「多分、姫様やひみろはそれを想定して怖がりな男とペアにされると思うよ」
リン姫「…何?」
コリン「うんうん、そうなるっぽいよね」
リン姫「コリン…」
コリン「はいは〜い、今回特別出演のコリンちゃんです」
リン姫「お約束は良い。コリン、お主もっと別の機会は無かったのか?」
コリン「う〜ん、この先他のセラさんが出てきそうだから…今回になっちゃったみたい」
リン姫「キサラあたりは喜んで出そうじゃぞ、今回」
りゅい「多分、あれだ。想像するに生々しいことになりそうだからだな」
ラビ「大の男好きだからね、あの人。肝試しともなると誰が食われるやら…」
リン姫「お前等、結構きついこと言うな」
コリン「毒こそ私達の味なのです」
バニ「お〜、新チーム結成、おめでとう〜」
リン姫「これじゃ話が進まぬ…」
コリン「うん、ってなわけで、次行ってみよ〜!!」


ルシーエ(男女ペアの肝試し…)
ルシーエ「がんばろう!!」
ゲイルとペアになって良い関係になりたいと強い闘志を燃やすルシーエ。
キリト「……?」
ミコト「ルシーエさん、どうしたんでしょう?」
烈火「さぁな。今回は俺はやらないぞ」
ミコト「えっ、なんでですか?」
烈火「肝試しなんてやってられるかよ」
ミコト「でも、主人公さんは絶対って…」
烈火「知るか、そんなこと!!」
去っていく烈火。
本当にやりたくないようだ。
ミコト「烈火さん…」
岩城「まだまだ青いな、あいつも」
ミコト「あっ、岩城さん」
岩城「仕方ない。俺が代わりに出るとしよう」
ミコト「はぁ……」
ミコト(岩城さん、もしかして……出たかった?)
真意は定かではない。


ジャッキー(ふふふっ、男女ペアとな…)
キャス「何か企んでるぅ〜」
ヘレナ「ジャッキー…」
ジャッキー「なっ、違う。何もやましいことなんて考えてないぞ!!」
ヘレナ「……………」
マックス「言っちゃったっす…」
キャス「あっ、そうそう。今回はペアだから取り上げてもらえる人少ないんだって」
マックス「そうなんすか?」
ジャッキー「へっ、なら俺様みたいな目立つやつこそ…」
ヘレナ「あなた達は前回で散々目立ったから今回は無しね」
ジャッキー「…………何?」
マックス「あっ、そうなんすか。嬉しいやら嬉しいやら…」
キャス「嬉しいんだ」
ジャッキー「なんだと!くそっ、こんな美味しい時にぃ〜!!!」
ヘレナ「ジャッキー、あんた……。仕方ないわね、私とペアで出させてもらえるようにするわ」
ジャッキー「へっ?」
ヘレナ「それでいいでしょ?」
ジャッキー「あっ、いや、それは勘弁」
ヘレナ「行くわよ!!」
ジャッキー、ヘレナに引きずられていく。
キャス「がんばってね〜!!」
マックス「…これはよかったんすかね?」
キャス「うん、これでOKOK♪」
どこか複雑なマックスにすっきり顔のキャスだった。


イールク「今度こそは…今度こそは…!!」
アヤメ「大丈夫よ、そんなに心配しなくても」
イールク「はうわっ!!」
いきなり話しかけられたため、驚き飛びのく。
イールク「聞いてたんですか?」
アヤメ「まぁね」
ホフル「今回はペアだ。相手次第ではスポットライトに当たることが出来る」
アヤメ「要は目立つ人とペアになれば良いってことね。姫様とかネネコちゃんとか…」
イールク「目立つ人と…。がんばるぞぉーーー!!」
闘志を燃え上がらせ、熱くなる。
アヤメ「ペア決めはクラノス達がやってるから彼にやれることなんてないのに…」
ホフル「問題ないだろう。目立たないキャラと組んだ時点であいつの出番はこれが最後になってしまうのだからな」
アヤメ「世の中って怖いものね」
窓の外、遠い空を見上げながら。
ホフル「…ああ、そうだな」
呟く。
なぜか二人の中ではイールクの出番はこれが最後になってしまったらしい。
そして、それは現実のものとなるだろう。


江藤「ふふふっ、これでいいだろう」
クラノス「…本当にいいのか、これで?」
江藤「ああっ、もうこれしかないな」
クラノス「そ、そうか…」
少々引き気味のクラノス、ペア決めはどうやら江藤がほとんど決めてしまったらしい。
江藤「ようし、これなら…ぐふふっ」
南田(隊長…)
南田はこんな隊長を持ったことを不幸に感じていた。



−場所、墓地

ライト・ストームを降り、一向は墓地にいた。
どんなペアになるのだろう?とドキドキわくわくしている一同。
リン姫「…………」
周りをきょろきょろ見渡し、誰かを探しているリン姫。
セフィー「どうしました?」
リン姫「あいつらは?」
セフィー「……準備しています」
ネネコ「準備?」
仲良し組なのに、その場にはリン姫、ひみろ、セフィー、ネネコの4人しかいない。

林の中。
ラビ「さぁ〜てさて。いよいよ私達の出番だよ〜」
茂みからひょこっと顔を出す。
どうやら肝試しのお化け役をやろうとしているらしい。
バニ「うんうん、肝試しといったらお化けは必須、こっちは本物がいるもんね」
りゅい「妖怪だ、妖怪。お前等も悪魔、大差ないだろ」
ラビ「違うよ、全然。…でもまぁ、一緒に驚かす側に回るんだから」
バニ「うん、こういう役一度やってみたかったのぉ〜♪」
りゅい「ったく…まぁ、人数がいると助かるがな」
ラビ「そうそう」
りゅい「…で、なんでお前も来たんだ?」
コリン「へっ?」
バニ「コリンちゃんは向こうに混ざってても良かったのに…」
コリン「う〜ん、リンちゃんとは組めないみたいだし…それならこっちの方が面白いかな〜って」
ラビ「なんだ、私達と似たようなもんか」
りゅい「お前等、ひみろにしか関心ないのか…?」
バニ「りゅいちゃん、違うの?」
りゅい「…………………」
りゅい「…まっ、まぁ、いい」
話を摩り替えようとする。
りゅいもまんざらではないようだ。
コリン「ボクも魔女だし、こういう役は適任じゃない?」
ラビ「まぁ…そうだね、じゃあ一緒にやろ!」
コリン「うん♪」


江藤「ルールは簡単だ。この先にある寺まで行ってハンカチを結んでこればいい」
江藤「道中に障害は用意してない。これぐらい容易にクリアしてみせろ!」
リン姫(奴等もコリン達が隠れてることは知らぬのか…)
江藤「では、開始するぞ。ペアその1!!」
皆の心はドキドキ。
江藤「ゲイル、ルシーエ!!」
一瞬、沈黙の後、
全員「おおおおおおおぉぉぉぉ!!!」
意外にまともな組み合わせに衝撃を隠せない一同。
ヘレナ「まともね…」
ジャッキー「ああ…意外だ」
南田「……………」
南田(まさかルシーエさんが最後まで残ってて仕方なくゲイルさんと…ってことは絶対に口にできないな)
そんな理由だったりする。


−ゲイル&ルシーエ スタート

ゲイル「いくぞ」
ルシーエ「は、はい!!」
憧れのゲイル先輩と肝試し。
ルシーエ(がんばる!!!)
ここは一発!!と強く心に誓う。
ゲイルペア、歩み始める。


リン姫「コリン達…やり過ぎなければ良いが…」
セフィー「彼女たちのことですから、まぁ…」
リン姫「心配だな」
セフィー「ええ…」
ひみろ「ふっ、お前達はあいつらのことを分かっていないな」
リン姫「…?」
ひみろ「あいつらは人思いのいいやつなんだぞ」
とその時、
『キャーーーー!!!』
物凄い叫び声が届く。
肝試しにしても明らかにそれは度を越していた。
ひみろ「……………」
セフィー「的中ですね」
リン姫「さて、何人の犠牲者が出ることか…」
ひみろ「あいつら……」
ひみろは自分が恥ずかしくて仕方が無く、体をブルブルと震わせる。



りゅい達のお化け攻撃に対抗するのは一体誰だ?
次回に続く


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はい、前編でした。
ちなみにまだまだ続くわけですが、肝試しっぽくない内容かもしれません。
あまり、恐怖体験をリアルに描こうというのはしてないです。
基本ハチャメチャなんでw
中編後編もそういう展開なんで、そう考えた上で展開を予想されると良いかなと思います。
では、次回もご期待ください。