逆転っぽくない裁判

逆転裁判4クリアしました。
クリア感想としてはまぁ面白かったかなという感じですね。
面白いことは面白いけど、過去の作品に比べるとかなり落ちます、個人的に。


ということで、クリアもしたし、てんぷてSP2の製作を再開します。
SP2、そんなに凝ってるわけでも素材が沢山いるわけでもないんですけどね、なんかダラダラしてて進んでない…。
早く完成させないと。


で以下、逆転裁判ネタバレ感想につき折々


まず、主人公のオドロキのキャラが薄いですね。
1章でナルホドがいたんで、法廷後半は微妙。
2章の前半もミヌキが推理していってしまって、オドロキも「凄い、さすがナルホドさんのムスメさんだ」と感心するぐらいだし。
法廷で力を発揮するのは、2章後半から。
それでも、4章入るとナルホドが再び全面に出てくるので、オドロキを操作してる感が非常に薄かったです。
せめて、オドロキの家庭問題を明るみにして、親子兄妹フラグは立てておくべきだった。


また、毎シリーズ出てくるライバル検事、今回はガリュウ弟が出てきますが、この人が最初から協力的だったのも問題。
2章から早々に協力して真実を解き明かそうとしてくれるんで。
2とか3のミツルギの役ですよ、それを始めからやりだします。もはや、検事というより弁護士が二人いて協力して真実を解明しようとしてる感じでした。
ので、いつもの白熱した法廷バトルも無ければ、余計にオドロキのキャラを薄くしています。
ガリュウ弟に限らず、ナルホド、ミヌキ、アカネと周りの面々は皆協力的であり、しっかりしてます。
オドロキはどう考えてもそれらに劣ってる感があります。


マヨイやミツルギが出てこないのが不思議。
マヨイはトノサマンのDVD送りまくってるようなので、関係は続いてると見るべきですが、出てこないことについて何も触れられてないのが不思議です。


あと、今回は事件のトリックがちぐはぐというか説明しきれてない、あるいは納得のいかない部分が多かった。
言い換えると事件に矛盾点がいくつも見られたし。
ガリュウ兄の手の傷とか悪魔とか、かなり重要そうなのに物凄いスルーのされ方しましたけど、あれは次回の伏線と考えていいのでしょうか?
犯人達の動機もあいまいだし。
それと、前回言ったように依頼人も被害者も、皆なにかしらの罪を犯しているのでどうにもスッキリしかねます。
無実!と言い切れない人達ばかりなので。


5がでるとして、裁判員制度逆転裁判ではかなり扱いにくそう。
あれは、裁判員が判決下すから逆転のシステムにはかなり不向きですよね。
4章の1回だけならともかく、今後これを使っていかれると…。
今回出てきた以上、裁判員制度を消去するには困難だし。


MAISONシステムの演出とかパンツとか、良かったところも結構あったんですけどね。
今回は駄目な部分が多くて、どうしてもそれが目に付いてしまったので残念。
トノサマンとかタイホ君のような愉快で楽しいイロモノ要素も少なかった気がします。
マジシャンネタも3だかのサーカスと被ってるし。


内容的には3までの方が面白いです。
まぁ、4も面白いことは面白いけど、やり直すなら3までの方をやり直したいかな。
そんな感じでした。